|
||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
〜 それでもやっぱり、ママが好き 〜 「 子育て 」・・・言葉だけみると、とても簡単に子どもが育ちそうな雰囲気ある。 4歳と2歳の娘は、性格も・おもしろいと思う観点もまるで違う。 自分(私)とも全く違う。そんな違った者同士、毎日ひとつ屋根の下で暮らしていたら、そりゃあ色々とあるのは、決まっている。 まして、そこに父親という存在が加わり、ある意味ひとつの社会が狭い小屋の中に、ぎゅっと押し込められている感じだ。何も起きないわけがない。 長女を産んで2歳になり、歩き回っていた頃、莫大とも言える家事と夏の暑さにイライラをかくせなくなり、動き回る長女を止めようと背中の服を摘まんだことがある。今でも忘れられない。その手の服の掴み方は、「私」を認識した私ではなく、イライラで怒りをあらわにした「手」であったからだ。 その時に私は父がよくいっていた言葉を思い出した。「 誰が見てなくとも、自分の目が見ているぞ 」と。私は、あの時の「 手 」を今も自分への戒めとして心の中に重く受けと止めている。 TV のニュースでみる「 幼児暴行死 」「 虐待死 」の言葉たち。痛かっただろうな、寒かっただろうな、・・・どんな気持ちだったのかな。これから無限にある可能性の未来が、そこで終わってしまった、事実。 その子に名前をつける時、どんな気持ちでつけたのだろうか、きっと穏やかに、心はずむ日々だったのではないだろうか、想像すると泣けてくるのは、私だけでしょうか。子どもは、本当に自由で無邪気で、だけどその分大人を困らせることは、しょっちゅうで、毎日食事を作ってお風呂に入れて寝かせて、自分の時間はないしゆっくりしていられない、ゆっくりしていればしているほど、時間は刻々と迫ってくる。本当に子育ては、自分との戦いの連続だ。 だけど、それが生きているということなのだと、最近思ったりもする。 私の母は、4人の子どもを育て上げた、その母が言った忘れられない言葉がある。 「 子どもは、毎日少しずつ大きくなる、毎日少しずつ大きくなった分、確実に、着実に、自分も育てられている。親に最初からなるわけじゃないんだ・・・」 少し寂しそうな母の表情が目に浮かぶ。 あの時、ああしておけば良かった。悔やんでも取り返せない日々を送るくらいなら、どっぷり忙しい子育ての日々に浸ってやろうじゃないかと、スーパーで豆腐を手に取りながら熱く思うのであった。 昔、児童養護施設の実習で、ある少年がこんなことを言っていた。 「 それでもやっぱりママが好き 」一緒に住むことができない環境下で、どんな家庭状況なのか、その子の瞳の中にあるまっすぐな気持ちが、自分の悩みになんてちっぽけだと思った瞬間だった。それでもやっぱりママが好きなんだよね。そうなんだよね。全ての子ども達の幸せを切に願います。
〜 幸福(しあわせ)は、今ここに・・・。 〜 私は9歳の息子と6歳の娘がおり、2回の育児休業を頂いて現在も仕事を続けています。仕事と家庭の両立は大変だね〜なんてよく言われますが、全然大変ではなく、最近特に家に帰ると母としての役割があることに幸せを感じています。 通勤の時間は母から社会人、社会人から母への切替えの時間です。朝は子供を送り終えると今日一日の仕事場での行動予定を組み立てる時間に使い、逆に帰りは一歩外へ出ると晩御飯のメニューと作る順序を考えます。なので、以前は仕事で失敗したことやうまくいかなかった事を家に帰ってもぐずぐず考えて眠れなくなったり、落ち込んで引きずったりしていましたが、今の私には「切り替え」があるので、以前と比べると「悩んでいてもしょうがないや!」と前向きに仕事ができるようになりました。 赤ちゃんの頃から離れている時間が長いので、確かに子供達には寂しい想いをさせている部分もありますが、その分晩御飯が終わって寝るまでの数時間は子供と遊ぶ時間に徹しようと心掛けています。短い時間ではありますが、子供達と向き合って、変化がないかなど意識しながら楽しいひと時を過ごす大切な時間にしています。おかげで家事は後回しになってしまいますが、そんなの週末にまとめてやればいっか〜と大らか(ズボラ?)な性格が功を奏しているのでしょうかね。 子供たちは学校や保育園などそれぞれの世界があるように、母にも会社という子供たちの知らない母だけの世界があるという解釈をしているようで、「ママの先生はどんな人?」や「お勉強のお部屋には誰がいるの?」など興味を持って聞いてくれます。朝はみんなでそれぞれの世界に飛び出し、夜はまた全員揃って今日あった色々な話をするというような毎日を過ごしています。 子供が小さい時はよく熱を出したりして仕事の途中で帰らなければならない事もありましたが、快く「あとは任せて!」と言ってくれた仲間や、「帰ってあげなさい」と気遣ってくれた上司に本当に感謝しています。協力してくれる仲間や家族、そして応援してくれる子供たちがいるからこそ仕事が続けられると感謝しながら、皆の協力を無駄にしないように仕事でも成果を出したいという良い活力になっているような気がします。 これから育児も仕事も色々な出来事が待ち受けていると思いますが、子供の成長を楽しみながら、仕事に励んでいきたいと思います。 絵画提供
”やさしい” ぼくのおかあさん
写真提供
”可愛い子ども” は ”母のよろこび”です。
写真提供
「かわいい・・!!いもうと・・です。」 (おもくなりました。)
|
||||||||||||||||||
札幌子ども虐待防止支援協議会 〒063-0836 札幌西区発寒16条14丁目6-50 日本仮設(株)内
Copyright(C)2009-2018 sapporo child cruelty prevention orange ribbon movement support conference. All rights reserved. |