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このたびは、当ホームページをご覧戴きまして誠にありがとうございます。 私たち「札幌子ども虐待防止支援協議会」は、NPO法人 児童虐待防止全国ネットワークが、掲げるオレンジリボン憲章の理念と活動に賛同して、子どもへの虐待のない、明るく希望に満ちあふれた社会を創ることを目的として平成20年10月に発足いたしました。 少子高齢化社会と言われている昨今、日本の将来を担う子どもの数が年々減少する中、子どもたちが虐待により死亡するという痛ましい事件が毎日のようにマス・メディアによって報道されていると言っても過言ではありません。 特に児童虐待事件としては、まだ記憶に新しいことと思いますが、平成22年7月に大阪市西区で発生した2児遺棄事件です。幼い3歳と1歳の子ども(姉弟)が、マンションの居室に置き去りにされ遺体で発見されました。 大阪の真夏・・・冷房も効いていない部屋にとじこめられていた幼い2人の姉弟は、猛烈な暑さの部屋の中で、どれ程の涼しさを求めて部屋の中を這いずり廻ったことでしょうか、しかも数日間も何の食べ物もなく、空腹の中、食べ物や水分を探すために空っぽになった冷蔵庫を開いた扉に、子どもの手で幾度も触ったと思われる爪跡が残っていたという・・・。 マンションの未明の廊下で、インターホンから「ママー・ママー」と叫ぶ子どもの声がもれていたとも言われています。「なぜこんな事が・・なぜ・・なぜなんだ・・」と、何度も何度も自問自答しても答えが見つかりません。まさに想像を絶する悲惨な虐待事件です。本当に残念で悔しくてたまりません。(合掌) 北海道においても、平成21年3月稚内市で当時4歳の男児が、厳しい寒さの中で、身体的虐待によって死亡するという事件や、平成23年8月には札幌市で16歳の少女が性的虐待を受けたうえ、覚せい剤取締法違反の疑いで実母(42歳)と義父(35歳)と共に逮捕されるという事件が発生いたしています。 このように子どもへの虐待に関する状況は、全国での児童相談所が対応した平成28年度の児童虐待相談件数は、122,578件であり、北海道においても平成28年度の児童虐待相談件数は、4,825件であります。また札幌市児童相談所での相談件数も、1,798件となっています。 そして、虐待により死亡する子どもは、全国で年間50人を超え、実に一週間に約一人の尊い生命が失われています。そして恐るべきことは、これら死亡した子どもの主な加害者が、実母と実父でありその比率は、全体の80%であります。 このように、幼い子どもの尊い生命が平然と失われるこの事態を一刻の早く無くすことを、私たち大人が問われています。 引き続き本協議会の活動に、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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